リフトから飛び降りた人がいる?

navigatorそのまま下に、滑っていった・・・。

どうゆうことかしら?

2009年1月1日、耳を疑うようなニュースが報じられました。

若い女性がリフトから飛び降り、それが原因でリフトが急停止し70人が宙づりになった。

ヤフーのトピックスをはじめ、あらゆるポータルサイト、ニュースサイトでも報じられたのでご覧になった方は多いと思います。
第一報では「若い女性がリフトから飛び降りたのが原因で、リフトが停止した」という記事でしたが、その後の続報を読むと、どうも状況は異なるようでもあり・・・。

最初に報じられたのは
・リフト急停止で70人宙づり長野・戸隠スキー場  2009/01/01 19:45 【共同通信】
1日午後2時35分ごろ、長野市戸隠の市営戸隠スキー場で、リフトが急停止し、乗っていた約70人が宙づりになった。午後3時50分ごろまでに全員が消防やスキー場の職員らに救助され、けが人はなかった。
長野中央署とスキー場によると、リフトは中、上級者向けコースの2人乗りで、ほぼ満杯の状態だった。女性客1人が降り場の手前で飛び降りたため、リフトのワイヤが緩んで座席の一つが傾いたのが急停止の原因とみられる。
リフトから2、3メートル下に飛び降りた女性は、そのまま下に滑っていったという。 http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009010101000194.html

「女性客1人が降り場の手前で飛び降りたため」
「リフトから2、3メートル下に飛び降りた女性はそのまま下に滑っていった」とあります。
この記事を読んだ多くの人は「なんて自分勝手な、ふざけた女だ(怒)」と感じるのではないでしょうか。

okotteruリフトから飛び降りちゃダメだよ!

そのほかの記事も読んでみます。
・戸隠スキー場でリフト停止 約70人が1時間余り宙づり 【信濃毎日新聞】
1日午後2時35分ごろ、長野市戸隠の市営戸隠スキー場第5高速ペアリフトが停止し、約70人が宙づりになった。午後3時53分までに全員がスキー場職員らに救助された。けが人はいなかった。
スキー場などによると、2人乗りリフトに1人で乗っていた若い女性が、終点の手前で飛び降り、その反動で乗っていた搬器(いす)が揺れ、降り場内で搬器の速度を遅くするための別のレールにはまらなかったという。
レールが破損している恐れがあったため、スキー場の判断でリフトの運行を中止。職員25人がロープや滑車を利用する救出具を使って1人ずつ地上に降ろした。スキー場からの119番通報で市消防局の救急車や消防車計10台が現場に急行、県防災ヘリも出動した。
停止直前までリフトに乗っていた埼玉県所沢市の男性(20)によると、飛び降りた女性はリフト係に「大丈夫ですか」と尋ねられると、「大丈夫です」と言ってそのままスノーボードで下に滑っていったという。
横浜市内の会社員(22)と大学生(19)の姉妹は終点まで200メートルほどの場所で宙づりに。救助されるまで1時間余かかり、「チラチラ舞う雪と強風で体が冷え、怖かった」と話していた。
このリフトは2008年1月3日にも機器の不具合で停止し、50人余が宙づりになる事故が起きている。スキー場の塚田康人統括責任者は「取り残されたお客さまには本当に申し訳ない。今回は想定外の出来事だった。リフトの乗り方は守ってほしい」と話している。
http://www.shinmai.co.jp/news/20090101/KT090101FTI090008000022.htm

こちらの記事でも「若い女性が、終点の手前で飛び降りた」とあります。
スキー場の統括責任者なる方の「リフトの乗り方は守ってほしい」というコメントは、この飛び降りた?女性に向けられているように感じます。

さらに、翌日の夜に報じられた続報です。
・リフト停止:80人宙づり 長野・戸隠スキー場 【毎日新聞】
1日午後2時35分ごろ、長野市戸隠の戸隠スキー場で、2人乗りのリフト(全長1016メートル)が突然停止し、乗客約80人が約1時間20分にわたって宙づりになった。全員が救助され、けが人はなかった。
県警長野中央署などによると、女性客が降り場の手前で勢いよく降りたため、振動でリフトが外れ、安全装置が作動して停止したという。リフトはほぼ満席だったといい、スキー場の係員や消防の救助隊がロープを使い、最高で地上7、8メートルの地点で宙づりになっていた乗客を地上へ降ろした。同スキー場は事故後にリフトを停止して修復し、2日午後に運転を再開した。
毎日新聞 2009年1月2日 19時26分(最終更新 1月2日 19時30分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090103k0000m040028000c.html

こちらの記事では「女性客が降り場の手前で勢いよく降りたため」とあります。
当初の記事の「リフトから2、3メートル下に飛び降りた。」という表現と「降り場の手前で勢いよく降りた。」では、ニュアンスがかなり異なるようにわたしは思いますが・・・・。

最後に当該スキー場から本件に関するコメント(説明)が発表されていました。
越水第5リフトの停止について (2009.01.01)
本日、午後2時35分頃に越水第5リフトが停止し、リフトご搭乗中のお客様には大変ご心配をお掛けいたしまして深くお詫び申し上げます。
原因については、リフト降場直前でご搭乗されていた方がリフトから落下し、その反動により搬器(リフト椅子)がレールからはずれ、緊急停止したものでございます。
早急に係員が現場を確認いたしましたが、復旧に時間を要すると判断をして、救助を開始し、午後3時50分頃に救助は完了いたしました。
明日は改めて越水第5リフトの点検を行い、安全が確認出来次第運行を再開する予定でございます。
今後とも安全管理には万全を期して参る所存でございますので、引き続き戸隠スキー場をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
なお、リフトご搭乗の際は、搬器を揺らす等の行為は大変危険ですので絶対に行わないようお願い申し上げます。
戸隠スキー場支配人
http://www.togakusi.com/skimenou/topics/news.html

原因は、「リフト降場直前でご搭乗されていた方がリフトから落下し」とあります。
自分の意思でリフトから飛び降りることを落下と言うものでしょうか?
つまり故意に飛び降りたのではないとスキー場では認識しているということでしょうか?

落下というと、あるいは事故の要素が含まれていたのでは?という印象をわたしは持ちました。
ニュース記事を何度読み返しても「故意に飛び降りたのか」「不可抗力で落下したのか」わたしには読み取ることはできませんでした。

いずれにせよ誰かがリフトから飛び降りると、大きな振動が発生し、今回のようにリフトが外れて重大な事態を招くこともあります。
その結果、スキー、スノーボードを楽しみにゲレンデに来た人達、スキー場関係者の皆さん、警察・消防関係の方々などに多大なる迷惑をかけてしまうことになります。絶対にやめましょう。