プロスノーボーダーの秘密

navigatorプロスノーボーダーはケガをしないの?怪我が怖くないの?

なにか秘密があるのかしら?

ムチャな滑りをカッコよく決めるプロスノーボーダー

スノーボード関連メーカーのプロモーション映像では、階段や手すりをスノーボードで、ときには地面に雪がまったくない状況で滑走している場面を目にすることがあります。
いくらプロスノーボーダーでもこういう状況では誤って転倒することもありますし、その際には相当なケガを負ってしまう可能性だってあると思います。

プロスノーボーダーは、こういところで滑走することを躊躇(ちゅうちょ)したりしないのでしょうか?

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最近はあまり規模の大きくないスキー場でもゲレンデの端のほうにレールやボックスなどジブトリックのためのアイテムが設置されています。その一方でスノーボードのDVDや動画を見ていると、上の画像のような階段の横にある手すりを滑っている場面を見ることがあります。

ゲレンデに設置されているレールなどであれば、ちょっとバランスを崩しても雪面に逃げたり、転んだりできます。雪の上ですから痛みもそれほどではありませんし、そもそもゲレンデに設置されているジブ・アイテムは一般向けであり、傾斜も緩やかで、それなりに安全には配慮されているように感じます。

しかしDVDや動画で見る階段と並んで設置されている手すりは、決してスノーボードのプローモーション用に作られたものではなく、普段は本来の目的で(階段は階段として、手すりは手すりとして)使われているもので傾斜もありスノーボードを装着して、実際にその場に立つとかなりの恐怖心を感じるのではないかと想像できます。

なぜこのような無謀な滑りが出来るのでしょうか。もちろんスノーボードの技術そのものが極めて高いプロスノーボーダー(もしくはそれに近い人達)だから出来るといえます。

プロである以上お金を稼ぐために、スポンサーやカメラマンから「こういう滑りをしてほしい」と頼まれれば、ケガを覚悟でどんな危険なところでも黙って滑るのでしょうか?

その滑りの裏にあるのは

ひとつ大事なことは、ムチャな滑りをして入るように見えても彼ら(プロスノーボーダー)は、安全に十分に配慮してこのようなビデオ・ムービーを撮影しています。一見するとまったくわかりませんが、彼らはウェアの中にはカラダをがっちりサポートしてくれるプロテクターの上下を着用しています。

ビーニー(帽子)の下にも目立たないようなヘルメットを着用していたり、ビーニー自体がヘルメットのようになっているものもあります。他には手首、ひじ、ひざ周辺を守るプロテクターもしています。いわば”完全武装”をした状態で、危険な撮影にのぞみます。

なお、これらのグッズは一般向けにも販売されています。

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過酷なプロスノーボーダー

プロスノーボーダーはスノーボードに関する企業に限らず、一般の企業からスポンサー契約を受けていることもあります。ときには企業のプロモーション活動などへの出席・参加を要請される場合もありますので、撮影のたびにケガをして病院のベッドで寝ているわけにはいきません。

スノーボード(板)、バインディング、ウェア、ゴーグルといったスノーボードの主要商品を販売しているメーカーと契約した場合は、室内で商品を使用したり、着用したりした撮影以外に、ゲレンデ(というか人のこない雪山)に出かけて度肝を抜くような滑りをした写真や映像がプロモーションに使用されます。

つまりプロスノーボーダーはケガなどしていられません。ケガをしないために万全の態勢であらゆる撮影に臨んでいます。一般の人にはわかりにくいですが厳重に武装して。

プロスノーボーダーのワザを見るとすぐに真似してみたくなりますが、仮にプロテクターなどをしっかり装着していても、普通の人は手すりをスノーボードで滑ったりするのはやめておいたほうが無難です。プロテクターをしていても重大な怪我をしてしまうこともあります。

ケガをしてウインターシーズン中にスノボがまったくできなくなるのは、三度の食事よりスノボが好きな人にとっては非常に辛いものがあります。ゲレンデに設置されたアイテムでもそれなりに楽しめますので、そのくらいで満足しておいたほうがいいように思います。