「雪マジ!19」で得した人、損した人、なにもなかった人。

navigator雪マジ!利用者が、思った以上に多いのでビックリ!しました。

雪マジに参加したゲレンデ、参加しなかったゲレンデ

2011-12シーズンに実施された「雪マジ!19」は19歳の人たちはリフト料金が無料になるという、19歳以外のこの前代未聞の企画に該当しない人にとってはうらやましい限りのオドロキの企画でした。雪マジの企画・立案から主催された(株)リクルートじゃらんによると”リフト料金無料”の負担はゲレンデ(スキー場)とFAQに記載されていることは前頁でもふれました。

ただし同社のウェブサイト(じゃらんnet)では、雪マジに参加したゲレンデの情報掲載などのプロモーションを無料でおこない、紙媒体の雑誌「じゃらん」においてもPR記事の掲載などでバックアップしてくれるそうです。じゃらんnetは月間700万人以上が訪れると言われていますので、参加しているスキー場にとってもかなりの宣伝効果が期待できます。

メジャーなスキー場は、雪マジになぜ参加しない?

今シーズンの雪マジに参加しているスキー場の一覧を見て気になったのは、超メジャーなスキー場の参加が少ないのではないかと感じました。具体的にスキー場の名前を挙げるとキロロ、安比、蔵王、苗場などなど。

スキー・スノーボードの経験がある方なら一度は出かけたことがあるような有名なスキー場、あるいは一回も行ったことが無くてもメディアで取り上げられることが多く、ウインタースポーツに関心があまりない人でも知っているようなネームバリューのあるスキー場の多くが雪マジには参加されていません。

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このような超有名スキー場には各々経営上の戦略があると思いますので、それは尊重されて然るべきだと思います。ただ雪マジの趣旨説明にある

本キャンペーンは、スキーエリアへの中長期的集客の増加を目的としています。スキーエリアへの集客は、地域の活性化・雇用創出などの面からも重要な課題です。

”スキーエリアへの中長期的な集客の増加”というのは、昨今のスキー人口、スノボ人口の減少、もっと言えば若い世代の人口減少などを考えると、すべてのスキー場が直面している喫緊の課題なのではないでしょうか。

この課題に対する大いなる試みが今回の「雪マジ!19」なのであり、超メジャーなスキー場にもせめて「ナイター限定」「日付限定」という最小限のカタチでもいいので、雪マジに賛同していただけるとよかったのではないかと個人的には思います。

「雪マジ!19」で今シーズンにスキー、スノボ・デビューした人たちが、来年以降は超有名スキー場にばかり出かけて、雪マジに参加したゲレンデが閑散としていたら結果的に得したのはいったい誰になるのでしょうか・・・。もしそういうことになってしまったら、なんとなくスッキリしません。

いずれにせよ雪マジという企画がもし今季限りで終了してしまうことになれば、今後の中長期的集客が達成されることは難しいように思います。少なくとも5年以上、可能であれば10年間くらいはこの企画を継続してみないことには、効果測定すら困難なのではないでしょうか。

2011-2012シーズン「雪マジ!19」参加ゲレンデ

※今シーズンの雪マジ参加ゲレンデを記録しておきました。

<北海道地区>
北海道 (6)
今金町ピリカスキー場:全日無料
かもい岳スキー場:平日無料
グリーンピア大沼スキー場:特定日以外 全日無料
国設阿寒湖畔スキー場:平日無料
ぬかびら源泉郷スキー場:平日無料
星野リゾート トマム スキー場:全日無料

<東北地区>
青森県 (1)
ナクア白神スキーリゾート:全日無料

岩手県 (4)
網張温泉スキー場:平日無料
岩手高原スノーパーク:ナイター無料
雫石スキー場:特定日以外 全日無料
八幡平リゾートパノラマスキー場:ナイター無料

宮城県 (1)
オニコウベスキー場:全日無料

秋田県 (2)
秋田八幡平スキー場:全日無料
ジュネス栗駒スキー場:全日無料

山形県(2)
栗子国際スキー場:全日無料
黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングル:ナイター無料

福島県 (20)
※「雪マジ!ふくしま」実施中。20~22歳も全日無料。
会津高原だいくらスキー場:全日無料
会津高原高畑スキー場:全日無料
会津高原南郷スキー場:全日無料
あだたら高原スキー場:全日無料
アルツ磐梯スキー場:全日無料
猪苗代スキー場:全日無料
裏磐梯スキー場:全日無料
裏磐梯猫魔スキー場:全日無料
グランディ羽鳥湖スキーリゾート:平日無料
グランデコスノーリゾート:平日無料
二本松塩沢スキー場:全日無料
沼尻スキー場:全日無料
ファミリースノーパークばんだい×2:特定日以外 全日無料
箕輪スキー場:全日無料
横向温泉スキー場:全日無料
リステルスキーファンタジア:平日無料
スキーリゾート天栄:全日無料
檜枝岐温泉スキー場:全日無料
フェアリーランドかねやまスキー場:全日無料
猪苗代リゾートスキー場:平日無料

<関東地区>

栃木県 (1)
マウントジーンズ那須スキー場:平日無料

群馬県 (6)
スノーパーク尾瀬戸倉:平日無料
ノルン水上スキー場:全日無料
パルコール嬬恋スキーリゾートスキー場:全日無料
ホワイトバレースキー場:平日無料
万座温泉スキー場:全日無料
水上高原 藤原スキー場:特定日以外 全日無料

<甲信越地区>

山梨県 (2)
カムイみさかスキー場:平日無料
サンメドウズ清里スキー場:平日無料

長野県 (15)
ASAMA2000パーク:特定日以外 全日無料
あららぎ高原スキー場:ナイター無料
X-JAM高井富士:全日無料
エコーバレースキー場:ナイター無料
おんたけ2240:全日無料
車山高原スキー場:土・日・祝のみ無料
黒姫高原スノーパーク:全日無料
治部坂高原スキー場:平日無料
中央道伊那スキーリゾート:ナイター無料
野麦峠スキー場:全日無料
白馬さのさかスキー場:全日無料
白馬八方尾根スキー場:ナイター無料
ヘブンスそのはら SNOW WORLD:全日無料
Mt.乗鞍:全日無料
よませ温泉スキー場:全日無料

新潟県 (6)
池の平温泉スキー場:全日無料
シャルマン火打スキー場:全日無料
まつだいファミリースキー場:全日無料
松之山温泉スキー場:全日無料
六日町スキーリゾート:全日無料
湯沢中里スキー場:全日無料

<東海地区>

岐阜県 (7)
白川郷平瀬温泉 白弓スキー場:平日無料
スノーウェーブパーク白鳥高原:平日無料
乗鞍高原 飛騨高山スキー場:全日無料
飛騨かわいスキー場:平日無料
ひだ舟山スノーリゾートアルコピア:全日無料
平湯温泉スキー場:全日無料
モンデウス飛騨位山スノーパーク:全日無料

<近畿地区>

滋賀県 (2)
国境高原スノーパーク:全日無料
箱館山スキー場:全日無料

兵庫県 (4)
おじろスキー場:平日無料
ばんしゅう戸倉スノーパーク:全日無料
ミカタスノーパーク:平日無料
若杉高原おおやスキー場:全日無料

<中国・四国地区>

鳥取県 (5)
奥大山スキー場:全日無料
だいせんホワイトリゾート:平日無料
大山桝水高原スキー場:全日無料
花見山スキー場:全日無料
わかさ氷ノ山スキー場:全日無料

島根県 (2)
アサヒテングストンスキー場:全日無料
瑞穂ハイランドスキー場:平日無料

広島県 (1)
ユートピアサイオト:全日無料

<九州地区>

宮崎県 (1)
五ヶ瀬ハイランドスキー場:全日無料

「雪マジ!19」の実際の利用者数は?

2012年3月中旬、某スキー場でリフト1日券を購入するためリフト券売り場の行列に並んでいると、テーブルの端に「雪マジ!19 受付簿」という綴りが無造作に置かれていました。

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A4サイズの用紙に申込者本人による自筆で、利用日、氏名などが1枚の用紙に20名くらい記載されていて、申込書の右上にはナンバリング(整理番号)が打ち込まれ1番上は50番台でした。つまり20名×50枚以上の申込者があるということは、1000人以上の19歳がこちらのスキー場で「雪マジ!19」を利用されたことになります。

もちろん同じ人が複数回利用されていることもあると思いますので、延べ人数ということにはなりますが、わたしのイメージよりもはるかに「雪マジ」の利用者が多いことに驚きました。

3月中旬の、ゴーグル越しに陽射しのぬくもりを感じるゲレンデには、それっぽい(雪マジ利用者のような)雰囲気の人たちが、あちらこちらで見受けられました。